壱岐にまつわる話

壱岐の歴史や奇譚について勝手に述べるサイト

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

名馬スルスミの伝説

壱岐西部の小牧崎入口から田んぼ道に入ったところに、大きな天然石で作られた墓石がある。 墓石には大きな筆跡で「龍化の墓」とだけ書かれている。龍化(りゅうげ)とは馬の名前である。 なぜ馬の墓石が残っているかという話だが、この馬は龍と交わって伝説…

八本の折れ柱伝説

壱岐は国内最古の読み物「古事記」の中で、5番目に生まれた島と書かれている。壱岐島は「伊伎島」と書かれ、別名(神名)で「天一柱(あめのひとつばしら)」または「天比登都柱(あめのひとつばしら)」ともいう。 「天一柱」は天上と地上を結ぶ道を意味し…

長者原の竜伝説

壱岐島の最西端に長者原という岬がある。岬には長者原遺跡や左京鼻、はらほげ地蔵など多数の名所がある観光地だ。 ここに竜伝説がひとつある。 その昔、長者原に住む夫婦がいた。竜王への信仰心厚く、門松を竜宮に奉献していると竜宮の使いが現れ、竜宮へ招…