壱岐にまつわる話

壱岐の歴史や奇譚について勝手に述べるサイト

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

兵主神は中国の戦神だった

壱岐は神々の島と呼ばれている。それは神社庁登録の神社が150カ所以上島内に鎮座しているからである。 なぜそのような数の神社が存在するのかは別の話として、壱岐東部の芦辺町に国内でも珍しい神様を奉る神社がある。 その名を兵主神社(ひょうずじんじゃ)…

鬼から河童へ。壱岐のアマンシャグメ伝説

壱岐には鬼同様、河童伝説も多く残る。例えば湯ノ本の「河童の証文石」や安国寺の「河童の橋石」などが有名だ。 最も有名なのは「壱岐のアマンシャグメ」にまつわる河童伝説であろう。だが、この話は近年地元民から忘れさられている節がある。 「アマンシャ…

巨人デイが残した大穴伝説

壱岐には鬼伝説が多く残る。そのひとつが鬼の足跡だ。その昔、デイと言う大鬼が鯨をすくおうと足を踏ん張った際にできたのだという。 右の足跡は壱岐西部の牧崎公園、左の足跡は壱岐北部の辰の島にある。牧崎公園の足跡は高さ30M、周囲110Mあり日本百名洞に…

太郎礫・次郎礫について

長崎県壱岐市に伝わる鬼伝説のひとつ「太郎礫・次郎礫(たろうつぶて・じろうつぶて)」。 その昔、壱岐を支配していた鬼・悪毒王(あくどこお)を筑紫の武者・百合若大臣(ゆりわかだいじん)が退治しに来た際、応戦した鬼の太郎と次郎が投げた(投げようと…